腰椎分離症の診断方法

腰椎分離症の診断方法

腰椎分離症では、発育期の診断の場合は“理学所見”がとても重要になります。Kemp signやextension stress testでの疼痛の誘発は極めて高い頻度に認められると可能性が高くなります。一方で、屈曲によって疼痛が誘発される症例はこれまでほとんどありません。
また、罹患椎棘突起の圧痛はほぼすべての例に見られます。しかも、自覚症状が亡くなった後も続くことが多いようです。それ以外の棘突起には圧痛はほぼ見られません。
したがって、単純X線によって腰椎分離症と診断されても、以上にあげた症状が出ていない場合、一概に腰椎分離症とは言えず、腰痛の原因として別の病態を考慮する必要があります。
一般的に、単純X線で診断します。特に、斜めから撮る斜位撮影は有効的でテリア犬の首輪サインという名前までついているほどです。
それでも、疲労骨折になったばかりの早期の症例で、単純X線での診断はほぼ不可能です。CTであればなんとか可能なものの、早期診断が確実である方法はMRIになります。早期の腰椎分離症はMRIのT2強調画像で椎弓根が白く変化する現象で見つかることもあります。
ただ腰痛がひどいからといって、腰椎分離症や腰椎すべり症であると判断するのは早計です。腰椎分離症は年齢によってもその原因が大きく違ってきます。