腰椎すべり症 3つの原因

腰椎すべり症 3つの原因

腰椎は、通常は簡単にずれない構造になっていますが、椎間板が異常を起こしたり、背骨の関節である椎間関節が潰れたりすると第1腰椎から第5腰椎まである骨が正常な位置を維持できずに滑るような形でずれてしまいます。これが腰椎すべり症です。
滑る方向に二つあり、後ろに骨が滑ってずれる「後方すべり」と前方に滑ってずれる「前方すべり」があります。多いのは前方すべりです。

その原因に、大きく分けて3つあります。
1)形成不全性すべり症:先天的に背骨の発育に問題がある場合に起こります。発症年齢が若い場合は、この可能性が高くなりますが、非常に稀にしか起こりません。
2)分離すべり症:腰椎分離症が発症して、そのために起こる骨が滑り起こります。腰椎分離症とは、椎弓の一部が割れて椎弓と椎体が分離(背骨の後ろと前の部分が離れ離れになった状態)する病気です。このため椎体がすべり安くなって起こるのが分離すべり症です。
3)変性すべり症:骨の分離を伴わないで、主に椎間板の変性によるものが変性すべり症です。

一番多いのは変性すべり症です。変性すべり症は第1から第5腰椎の中で、第4腰椎に多く起こり、次に多いのは第5腰椎、第3腰椎です。
また、女性に発症が多く、50歳から60歳がピークになっています。
女性に多い理由として、その発症年齢から閉経による女性ホルモンの影響や骨粗しょう症の進行、及び腰椎の変形が原因ではないかと推測されていますが、詳しい原因は不明です。