腰椎分離症の除圧術について

腰椎分離症の除圧術について

腰椎分離の治療は手術に及ぶケースは少なく、時間がかかっても保存療法で対応でき、スポーツ復帰も十分期待できます。保存療法で痛みがなくなれば、通常の日常生活はもちろんですが、スポーツ活動への復帰も奨励されます。

そんな腰椎分離症でも手術に及ぶことがないわけではありません。ただしその場合でも小さな切開ですむ、顕微鏡下での除圧術で対応できるものがほとんどです。

腰椎分離症の除圧術は、神経根を圧迫している骨や軟骨を切除して、神経根を開放するというもので、ほとんどの痛みはこれで落ち着きます。顕微鏡下除圧術は、視野が明るく且つ広いために、手術でイメージされがちなおびただしい出血というものはなく、わずかなものです。肉眼での手術より体への負担が少ないことから、社会復帰も以前にくらべて非常に早くなり、基本的に手術当日には歩行が可能となります。

施設にもよりますが、入院日数は平均一週間前後です。費用は公的保険が効きますので自己負担額は6万円ほど。シャワーも術後1日目から可能となりますので、想像していたイメージとは違うはずです。

ただしこれは、あくまでに顕微鏡下の除圧術の例であり、固定術が必要なケースでは入院日数も増えていきます。
それでも腰椎分離症は、若い年代に多くみられる腰痛症であり、できるだけ早くスポーツ活動に復帰できるように治療方針が検討されます。固定術によって再発する可能性がおさえられますが、術後に可動範囲が狭くなることも考えられますので、固定術の実施については十分なインフームド・コンセントが求められるでしょう。