腰椎分離症・腰椎すべり症とスポーツ

腰椎分離症・腰椎すべり症とスポーツ

腰椎すべり症や腰椎分離症は、広範囲にわたる正確な調査に基づいた統計はないのですが、スポーツ選手に多いと言われています。

野球、バレーボール、サッカー、柔道、ラグビー、バスケットボール、ボート、ウエイト棒高跳び、体操、水泳の飛び込みなど、動きが激しかったり、腰を捻る動作や前屈・後屈の多いスポーツの選手に多く見られます。

腰椎すべり症の原因として、一般的に言われていることは、腰部の筋力が低下することで腰椎が前方にすべり、その結果、中枢神経を圧迫して腰椎すべり症となる、という説がありますが、スポーツ選手の場合は、筋肉は絶えず鍛えているはずなので、筋力の低下によって腰椎がすべったとは考えられません。
逆に、身体を鍛えすぎたために、一種の「疲労骨折」を起こしたことが原因と考えられます。

13~14歳のジュニア期をピークに、男子の発症が圧倒的に多くなっています。
腰椎分離症は発育期のオーバートレーニングが原因の場合が多く、また両側(左右)分離症の場合は、将来的に腰椎すべり症に移行しやすいとされています。

いずれにせよ、上体を大きく後ろにそらす姿勢は、程度を超えると腰椎すべり症を引き起こす可能性が高いと言えますので、発育期のオーバートレーニングには十分な注意が必要です。