腰椎すべり症の危険な症状

腰椎すべり症の危険な症状

慢性期の腰椎すべり症は腰椎の慢性的な歪みで、特に中高年に多くの患者がいます。

腰椎を支えている筋肉や靭帯、椎間板等の組織が、加齢や悪い生活習慣によってその柔軟性や強度などを徐々に失い、次第に腰椎が少しずつ主に前方へと滑っていってしまう状態になっているのです。

慢性期の腰椎すべり症の場合、急激な激痛を伴うぎっくり腰のような症状が出ることは少なく、「何となく違和感があるけど我慢できる痛み」であることが多いのです。

長時間座っていて、いざ立とうとすると痺れがきたりもするけれど、少し休めば治まるのできっと年のせいだろうと思い放置してしまう事が多いのです。

腰椎すべり症の症状には、さまざまな程度がありますが、知覚障害運動障害間欠跛行頻尿や尿漏れなどの症状が出てきたら、これらは危険信号だと思って下さい。

知覚障害というのは、足の感覚がなくなり、手で足を触っても触られているという感覚がないという障害です。

運動障害とは、例えば階段を上がろうとしてもお風呂に入ろうとしても、自分の意思通りに足が動かなくなる障害です。

間欠跛行とは、歩いていると激しい痛みに襲われて歩けなくなり、しばらく休むとまた普通に歩くことができ、またしばらく歩くと、歩行困難になるといった症状です。

頻尿や尿漏れは腰椎すべり症とは一見無関係に思えますが、腰椎すべり症の症状が進行すると、これらが症状として現れてきます。
この症状も、歳のせいだから・・・といって片づけてしまいがちなものなので、要注意です。

以上のような症状は、腰椎すべり症が重篤な状態になっている事をサインとしてあらわしているのです。

腰椎すべり症は放置しておくと、脊椎刊狭窄症などの原因ともなってきますので、「歳のせい」ではない事を理解して、早めに整形外科の診察を受けて下さい。