腰椎すべり症の種類

腰椎すべり症の種類

腰椎すべり症には、主に3種類あります。

①腰椎変形すべり症
脊椎の分離がないのに、椎間関節に形態的な弱みなどがあり、さらに椎間板の変性や椎間関節の変性が加わって生じたすべり症です
どうしても長い時間立ち仕事を続けなければならない人に起こりやすいといわれます。
腰痛の症状があり、お尻や太ももなどにしびれや痛みを感じます。
女性の高齢者によく表れる症状で、腰椎症性変性(加齢とともに進む腰椎の変形性変化)が基盤となって発生し、第四腰椎に表れることが多い症状でもあります。
女性ホルモンの減少による骨粗しょう症の進行によって、それまで支えられていた骨が支えられなくなって変性すべりが起こるのではないかと言われています。

② 腰椎分離すべり症
腰椎の関節を構成している付近にある骨が切れた状態になり、その後すべり症になってしまったものです。
ハードなスポーツなどをして、腰に大きな負担がかり疲労骨折を起こしたことが原因と云われていますが、はっきりとしたことは分かっていません。
主に仙骨と腰部を繋ぐ第五腰椎に多く発生する症状です。
床に置いてある物を持ち上げたりするときに前傾姿勢をとった際などに、腰に違和感(ツッパリ感など)を感じます。

③腰椎形成不全性すべり症
椎弓部分の発育に生まれつき問題があるために起こるものですが、非常にまれです。
比較的若いうちから症状が出てくることがあります。大部分は手術によって治療されることになります。

また、椎間関節の傾きが、前方にすべりやすい形をしているので変性すべり症が起こるといわれている、椎間関節性腰痛症などもあります。

いずれの腰椎すべり症も、年齢とともに変性が進行し、発症に至ると考えられていますが、高齢者だけではなく、若い方にも発症することもあります。