腰椎分離すべり症の原因、カイロプラティックでの考え方

腰椎分離すべり症の原因、カイロプラティックでの考え方

腰椎分離すべり症の原因は、先天的原因、(疲労)骨折、構造的問題、神経の流れからくる問題、骨粗鬆症、などがあります。

カイロプラティックなどでは原因を「神経の流れからくる問題」として、治療することが多いのですが、整形外科の分野ではほとんど取り上げられることのない原因である事も確かです。

腰椎分離すべり症の「神経の流れから来る問題」とは、脳から伝達される神経エネルギーの流れが阻害されることによって、一連の腰痛症が引き起こされているとするものです。

日本国内ではカイロプラティック自体が、アメリカなど欧米諸国と違い、公的資格としての認可基準がない代替医療ということもあり、一般的にもまだまだ普及しているものではありません。
その為、「神経の流れからくる問題」を腰痛の原因として考えられる機会が少ないことは確かです。

カイロプラティックで考えられている「神経エネルギーの流れが阻害される」メカニズムとは
・起点となるのは腰椎ではなく第一頚椎/アトラスであり、第一頚椎におこった歪みによって脳幹が圧迫される。
・脳幹が圧迫されることで神経エネルギーが阻害され、大腰筋や腹筋などの筋力が低下する。筋力が弱くなると胴体を支える力が低下するため、腰椎の過剰前弯が生じる。
・過剰前弯が原因で関節突起に分離が生じると、分離症や分離を原因とする腰椎分離すべり症をひきおこすというものです。

第一頚椎は、重さにして4kg~8kgにも及ぶ頭を支えていますので、まずここが歪むと頭が傾きます。そしてその歪みを矯正しようとして、体の骨格全体でバランスをとろうとするために腰椎の湾曲もおこるのです。

第一頚椎の歪みの原因も、構造的な問題や心理的なストレスなどと多岐にわたっています。第一頚椎が歪むと脳幹の圧迫や頭蓋骨の傾きにもつながり、それが眼や平衡感覚を司る三半規管にも影響を及ぼし、腰椎の歪みを導くことにもなるというものです。

腰椎分離すべり症や坐骨神経痛の原因を、神経の流れから来るものかを見分ける方法としてカイロプラティックではキネシオロジーという検査を行います。
これは簡単に言うと筋肉の反射テストのことで、1964年にアメリカのカイロプラクター、ジョージ・グッドハートによって検査方法として確立されています。

歪みのない体が人間の自然治癒力を高めてくれるということは、多くの人が納得していることでしょう。
カイロプラティックをどう考えるかは別として、腰椎分離すべり症の原因が、「頚椎」という腰椎以外の部位での歪みにもあるとする考えは受け入れやすいものと思われます。