腰椎すべり症とストレスの関係

腰椎すべり症とストレスの関係

腰椎すべり症には、形成不全型の腰椎すべり症といって、先天的に背骨の発育に問題のある方にみられるものもあります。

しかし、多くは加齢などによる椎間板の変性が原因の変性すべり症と、若い頃にハードにスポーツ活動をしていたことから腰椎分離症になり、分離部が癒合することなく後年にすべり症に発展する分離すべり症が殆どです。

ただし分離症を発症した方がみんな分離すべり症になるわけではないので、厳密に言うと、分離、つまり椎弓の疲労骨折がすべり症の直接的な原因となるというものではありません。

変性すべり症も、分離すべり症も、長年の生活習慣のなかで腰への負荷が蓄積されておこる腰痛と考えても良いでしょう。

また、最近では、痛みに対する不安や仕事上のストレスといった心理的な影響が腰痛の原因として注目され始めています。

体の痛みは、神経伝達物質を介して脳に伝わるわけですから、痛みを感じないような作用が神経に生じるのなら、同じ腰痛の原因を抱えていても痛みの感じ方は違ってくるはずですし、人によっては全く痛みを感じないという方もでてくるという理屈が成り立ちます。

実際欧米では、腰痛の再発や慢性化には心理的、社会的な要因が非常に大きく関係しているという見方が浸透しています。

ストレスが原因で自律神経に乱れが生じてくることから慢性的な腰痛が引き起こされるのであるという事なのです。

自律神経はストレスの影響をとても受けやすいのが特徴で、自律神経が乱れると筋肉が緊張したり、血液循環が悪くなったりして慢性的な腰痛を引き起こすのです

ストレスが原因で起こる症状としては腰痛のほかにも肩こりや便秘症、不眠の類などもよくあることだとされています

いずれにしても腰椎すべり症によって手術に至るケースは少ないので、病院で指示されていることを守り、また日常の暮らしのなかでは心理的に負担になっていることがないかを、冷静に考えてみて下さい。

そしてできることなら、そうしたストレスの原因を取り除いてみる努力をすることも、腰椎すべり症の予防には大切な事といえるでしょう。

腰痛以外のことで、不安や悩みを抱えているとしたら、それを解消する事も必要だということです。