認識が難しい腰椎分離症の症状

認識が難しい腰椎分離症の症状

例えば脊柱管狭窄症の間欠性跛行のように、その疾患の特徴的な症状があると病気を認識しやすいのですが、腰椎分離症の症状にはそのような際立った特徴がなく、信号を受け取ることが難しいかもわかりません。
そのため、診断の機会を失う事になってしまいます。

腰椎分離症の場合、体が腰痛などの症状として危険信号を出してくれるのであればわかりやすいのですが、そのような信号が出てこないことが多いのです。
つまり、危険信号が隠れてしまっていることが多いのですが、信号が現れた時には、体にとりわけ腰部に「何となく・・・」といった違和感を感じるようになります。

腰椎分離症の症状は、何となく腰のあたりがだるい、動きにくい、少し腰痛があるなど、疲労からくる症状に似ている場合があります。
このような場合、疲労とは違う原因があることも多く、決して楽観視することができないのです。

腰椎分離症は腰椎の椎体を主体とする前側の部分と、椎弓や棘突起を主体とする後ろ側の部分が、反復するストレスによって分離してしまう疲労骨折の一種であると考えられています。

特に若年層の方で、比較的激しいスポーツを日常的に行っている場合になりやすいのですが、小学生高学年までの方ならほとんどの場合で、疲労骨折が自然と癒合します。

しかし、中学生以降になると自然の骨癒合は期待できず、骨折が放置されることになり、後にすべり症に発展してしまうのです。

大きな動きをゆっくりする分にはあまり感じないのだけれど、急な動きをすると痛みが走るなどのような時は、隠れていた危険信号が出てきていると考える事もできるかもしれません。
特にスポーツ選手などはこのような知識を身につけ、症状を適確に察知して、適切な判断をすることが早期発見につながり、自分の体を守っていく大きな力になるのです。