腰椎分離症の治療法「 PNF筋整復法 」

腰椎分離症の治療法「 PNF筋整復法 」

腰椎分離症は、若い時期にスポーツなどで腰椎に疲労骨折を起こしたものですが、放置しておくと将来すべり症に発展し、更に脊柱管狭窄症になる可能性があります。

特に、一日中椅子に座って仕事をしていたり、重いものを運ぶような、腰に負担がかかる仕事をしていると進行が早まります。

小学生以下ですと自然と骨癒合するのですが、中学生以降になると骨癒合はあまり期待できません。
急性の痛みを発した時点で効果的な治療を行えば、悪化することはないのですが、痛みが自然になくなるので治ったのかと思い、ついつい放置してしまいます。

分離が発生してから約30年から40年ぐらいのスパンで、長期にかけて進行が進み、その間に急性腰痛を何度も発症し、その度に症状が進行していきます。

腰椎分離症の効果的な治療法に「 PNF筋整復法 」があります。
「PNF療法」は、病院でのリハビリテーション等で用いられる理学療法手法の一種で、アメリカで開発された運動療法・PNF(Proprioceptive Neuromuscular Facilitation=固有受容性神経筋促通法―ハーマン・カバト先生)を母体として、春日スポーツ医学研究所、春日啓先生が独自に改良・進化させた最先端療法です。

PNFは運動機能の向上、さらにスポーツ障害や関節障害からの回復の促進を目的としている、痛くない整体といえます。
「PNF筋整復法」(正式名・・神経筋整合法)は、神経・筋肉の働きを劇的に改善させる治療法として、平成5年7月10日、日本内科学会近畿地方会で発表された、正式に効果が立証された手技療法です。

筋肉の端と端にある筋・腱紡錘(固有受容器)は腱の緊張状態を反射的に中枢神経に送るはたらきをしています。
その腱紡錘(固有受容器)を刺激することにより、神経伝達物質であるアセチルコリンが分泌し、筋肉の働きが回復するという手法です。

PNF筋整復法は神経の情報伝達力を正常化し、神経による筋肉の支配性を高めしっかりとした筋力を取り戻し体の機能や痛みを改善させる治療法です。

施術者が複数の関節に同時複合圧を加え、固有受容器を刺激し、求心性の情報を脳の中枢へ送ります。
脳からの情報によりアセチルコリンの分泌が行われ、神経筋にその情報が伝達されます。

アセチルコリンを円滑に分泌させ、筋肉を賦活、整合し、筋骨格を整えていく治療法です。
症状によっては中長期の施術を要することもありますが、多くの場合で症状を根本的に早期解消することが可能です。

アセチルコリンの分泌が円滑に行われなければ、脳からの命令通りに筋肉は機能することができない為、疲れやすくなり、さらに無理に動かすことによる痛みが発生します。
揉んだり矯正するだけでは一時的に楽になりますが、症状は改善されず元の症状に戻ってしまうのはこのためです。

腰椎分離症は痛みが無くなったからと治癒した訳ではありませんから、定期的に通院して、すべりの補正をしなければなりません。

そうすることにより、症状の進行をおさえ、日常生活を過ごせるようにしていきます