腰椎分離すべり症をカイロプラクティックで治療

腰椎分離すべり症をカイロプラクティックで治療

腰椎分離すべり症では、本来は緩やかに、そしてなだらかに積み重なっている腰の骨が前にずれている状態です。

10~15歳の間に疲労骨折を起こすことにより骨が分離する腰椎分離症が原因で、全体の約90%が第5腰痛に起こります。
しかし腰椎分離すべり症の約半分の患者には痛みがありません。

カイロプラクティックでの治療では、腰椎分離症や腰椎すべり症のようなすでに分離している腰椎の状態、すべってしまっている状態そのものを改善したり治癒したりすることは不可能です。

ただし、カイロプラクティックでできることも沢山あります。
カイロプラクティックでは、まずは痛みの出ている腰の部位にかかる重力負荷を取り除いていきます。

テコの原理を利用して、辷っているひとつ下の骨を矯正することにより、間接的に前にずれている骨を矯正することができます。第5腰椎が前にずれている場合、ひとつ下の骨は仙骨という三角形をした骨になります。
分離によって乱れた腰部の自然の弯曲が整えられます。

過度に負荷がかかったことで過緊張を起こしてしまっている、臀筋群、ハムストリング、腸腰筋などのまわりの筋肉を緩和したり、ストレッチなどで和らげたりしていきます。

以上のことを行うと、腰の痛みも多少軽減してくるはずです。

一方で、腰椎すべり症がひどくなってしまうと、脊柱管を圧迫して下肢のしびれなどを引き起こす場合もあります。その状態になる前にカイロプラクティック治療を一度受けてみることをおすすめします。

カイロプラクティックは、腰椎分離症や腰椎すべり症の即効性はありませんが、サポートにはなります。
ただくれぐれも医療機関における専門医に相談したうえで行ったほうがいいでしょう。

カイロプラクティックでは施術をする人の力量によって腰椎分離すべり症は「禁忌」と考えられています。
施術によっては逆に悪化する可能性もあり、施術する人の力量が問われる疾患です。
治療院を選ぶにあたっては、経験者の意見などを参考に慎重に行わなければなりません。