腰椎分離症・腰椎すべり症の為の正しい腹筋トレーニング

腰椎分離症・腰椎すべり症の為の正しい腹筋トレーニング

腹筋が弱いと腹圧も弱く、腰が反り気味の姿勢になり、腰椎が前にすべりやすくなります。
つまり、腰椎すべり症を予防し、又再発防止のためには、腹筋を鍛えることが有効だと云えます。

しかし、その腹筋の鍛え方が間違っていれば、腰椎分離症を起こしてしまう危険性があるのです。

腹筋するというと、通常シットアップ(仰向けになったところから上体を起こす運動)という運動をいうことが多いと思います。

この運動は腹筋だけでなく腰の筋肉(腸腰筋)や脚の筋肉(大腿四等筋)を同時に使う運動なのですが、勢いをつけて起き上がろうとする人が多いため、腹筋はあまり使わず股関節の運動になってしまうことも多いのです。

しかもこの状態は腰に負担がかかり、腰を痛めやすくなります。また頭の後ろに組んだ手で勢いをつけると首を痛めてしまう可能性もあります。

勿論、腰痛の予防や再発防止のためには、腹筋を鍛えたほうがいいのですが、このシットアップをやっていると余計に腰が痛くなったりするばあいがあるのです。

そこでお勧めしたい方法は、クランチです。
仰向けになるところは同じですが、上体を起こすのではなく肩甲骨が地面から離れるくらいまで、おへそを覗き込むような感じで体を丸めます。

必ずしも脚をいすの上などにあげる必要はありませんが、床に置く場合には膝は曲げておくようにしてください。足を伸ばして行うと膝に負担がかかり痛めてしまいます。

普段運動をしていない人は肩甲骨を地面から浮かすことができない事が多々ありますので、 その場合は頭にある手を胸の前やお腹の上に置いてみると少し楽になります。
それでも難しい場合は、手をお尻の横に持ってきて、最初は太腿の辺りのズボンをつかんで少しだけ引っ張るのもいいかもしれません。

ただし、なかなか上がらないからといって勢いをつけてやってはいけません。
また、反動をつけるようなやり方もしないようにして下さい。
呼吸は止めないようにして、上体を起こすときに息を吐き、戻す時に吸い込みます。
腹筋を意識しながらゆっくり動かすことがポイントです。

回数は10回を1セットとして、まずは1日2セットできるようにしてみましょう。
単純に回数をこなすだけではダメで、無理のないところからはじめて下さい。