腰椎片側分離症

腰椎片側分離症

腰の曲げ伸ばしや回旋するような動作により、腰椎の椎弓と呼ばれる部分にストレスが加わり疲労骨折を起こすと言われています。腰椎の椎弓と呼ばれる部分が上下の関節の間で連続性を失った状態です。
これが腰椎分離症の原因となっています

腰椎の上から5番目の第5腰椎と4番目の第4腰椎にみられる場合が多くなっています。
多くは椎弓とよばれる部分の両側性に起こりますが、片側のみに起こる片側性であることもあります。

片側分離症は、椎弓とよばれる部分のどちらか一方だけが骨折していて、もう一方は正常な状態であることをいい、腰椎分離症の全患者のうち、2~3割を占めています。

両側分離症に比べると安定性がよく、しかも骨癒合が得られやすいのが特徴です。
腰椎すべり症に発展する事も、両側分離症に比べると生じにくくなります。

しかし、スポーツ選手の場合まったく違い、一方が骨折していることによって運動中に反対側にかかるストレスは実に10倍以上に上昇するとのことです。

したがって、片側分離症を持つスポーツ選手に強い腰痛が生じると、反対側の腰椎分離症が発生したか、あるいは椎弓根が骨折している可能性もある事を考える必要があります。

MRIとCT検査によってはっきりとした診断が可能で、医師は片側分離症の対側をしっかり調べて見極めます。

若年層であれば、ほぼすべての症例においてコルセット装着とスポーツの休止によって椎弓根骨折の骨癒合が得られます。 もし、片側だけ痛むけれども全体的な腰痛ではない場合、この片側分離症の疑いがあります。どちらにしろ、腰椎分離症の疑いがあるからには早めに医師にかかることが大事です。

片側のみに腰痛を訴える疾患として、椎間板ヘルニアがありますが、この場合は坐骨神経痛の鋭い痛みがあり、片側下肢の知覚障害、運動麻痺が起こりやすくなり、腰椎分離症と鑑別が可能です。