腰椎分離症・腰椎分離すべり症

腰椎分離症・腰椎分離すべり症

【腰椎分離症】

腰椎分離症は殆どの場合で10~15歳の間に起こります。
スポーツなどを一生懸命にすることで、繰り返し腰を後ろに反らせる行為によって、関節突起間部が疲労骨折を起こしていると考えられています。

テニスなどのような、腰を後ろに反らすことが多いスポーツなどで反復運動を行うと、脆弱な関節突起間部に強い力が加わり疲労骨折を起こし、骨の間に隙間が出来て繋がりがなくなり、腰椎の一部が分離するというものです。

【腰椎すべり症】

腰椎すべり症とは、本来なだらかに積み重なっている腰椎が前にずれている状態です。
腰椎すべり症には大きく分けて腰椎分離すべり症と腰椎変性すべり症の2種類があり、腰椎分離症が引き金となって腰椎が前に滑り出すことを「腰椎分離すべり症」といいます。

【腰椎分離すべり症】

骨の発育期に起こる腰椎分離症が原因で、全体の約90%が一番下の腰の骨(第5腰椎)に起こります。

腰椎分離すべり症があるからといって、必ずしも腰痛が起きるとは限らず、腰椎分離すべり症の約半分の患者には痛みがないようです。

つまり、腰椎の関節突起間部の疲労骨折や、腰椎が前にずれていることとは、痛みを起こす原因とは直接関係ないと考えられます。

痛みがないのは良い事ですが、疲労骨折や腰椎分離すべり症が起きていることすら気づかない事があり、異常な状態を放置することになります。
このことは、将来において腰痛を起こす原因となる可能性があります。

分離症が分離すべり症に発展し、辷った腰椎が後年になって脊柱管を狭窄する要因ともなり、脊柱管狭窄症を発症します。
脊柱管狭窄症が酷くなると、通常の生活が困難になるような症状を呈することがあります。

子供のころに起こった疲労骨折は、骨癒合することが殆どです。
将来酷い状態に発展しないためにも、スポーツをしているお子様は定期的に診断を受けることをお勧めします。