腰椎分離症、診察を受ける病院について

腰椎分離症、診察を受ける病院について

椎弓の部分で骨の連続性が断たれてしまい、椎体と椎弓が離れてしまった状態を「腰椎分離症」といいます

腰椎分離症では、発育期の診断の場合は”理学所見”がとても重要になります。
Kemp sign(立って体を反らせてると痛みがでる)やextension stress testでの疼痛の誘発は極めて高い頻度に認められると腰椎分離症の可能性が高くなります。
一方で、屈曲によって疼痛が誘発される症例はこれまでほとんどありません。

このように腰椎分離症でも、最初の診断が重要になってきます。
腰椎分離症の症状が比較的軽い場合であれば、自宅に近い整形外科での診察で十分なのですが、症状が重度である場合には、腰椎分離症の専門医がいる病院で診断を受けることをお勧めします。

主に病院での診断は問診と理学的な検査をし、レントゲンでの所見の結果、腰椎分離症かどうかの判断が下されます。
レントゲンでは側面や斜面からの撮影をしますが、腰椎分離症の場合は、斜面撮影が効果的のようです。

また、レントゲンで異常が診られ、かつ症状が重篤な場合、より詳細を診るためにMRIなどのコンピュータ撮影をする場合もあります。
腰痛の原因が腫瘍や感染症などの疑いがある場合にMRIは効果的な診断方法です。

レントゲンやその他の画像撮影の結果を踏まえ、医師が症状の説明や病名、質疑応答やリハビリのメニューについての説明などを行います。

初診が終ると、定期的に通院しますが、自宅では出来るだけコルセットも装着しながら安静を保ちます。
痛みに対しては、鎮痛剤を服用したり、簡単なストレッチをするなどして改善を試みることになります。

さらに、腰椎分離症の症状が重くなった場合には、ブロック注射で痛みを抑えます。ブロック注射は筋肉の緊張をほぐし、血行を改善しますので、ブロック注射で自然治癒する場合もあるようです。

腰椎分離症は保存療法やブロック注射でほとんどの場合改善されますが、稀に痛みなどが重くなるというケースがあります。

その場合には手術を検討していきます。手術には除圧術と固定術がありますが、除圧術では3日ほどで退院するケースも多く、抜糸も外来で行うほどシンプルなものです。

しかし、手術は再発のリスクが高いため出来るだけ避けたいものです。

なんといっても腰椎分離症を改善するには、体のバランスをしっかりと整えた上で、腰椎周りの筋力を強化することが重要で、すべり症への発展を防がなくてはなりません。