腰痛分離症、スポーツ復帰の時期

腰痛分離症、スポーツ復帰の時期

腰痛分離症での末期の分離は、偽関節(骨折部の骨の癒合が起こらず、異常な可動性がみられる状態で、骨折の重篤な後遺症のひとつである)であって、もはや骨癒合が期待できない状態です。

そのため、まずは疼痛のある1~2週間のスポーツ活動を休止する、あるいは急性期のコルセット装着において腰痛を軽減することを目指します。

一般的には、痛みがおさまれば、体幹筋トレーニング(体幹・・即ち胴体、具体的には腹筋、背筋を鍛えるということになります)の後、スポーツに復帰させます。

このスポーツ復帰の際に、医師は伸展制限のみを行う軟性の腰仙帯を装着する指示を出す場合が多くあります。
この 軟性腰仙帯は、背側に腰椎前弯にあわせたパットを用いるため、腰椎伸展のみを制限 できる体幹装具なのです。

腰痛分離症患者の場合、疼痛コントロールのためには、腰椎伸展制限が重要なのです。
腰仙帯の腹側は柔らかい素材のため屈曲は制限しないようになっています。

腰椎分離症の腰痛は分離部と連絡した椎間関節の滑膜炎が主な原因といわれており、スポーツ選手などで、より早くスポーツ復帰をしたい場合は分離部や椎間関節へのステロイド注入も効果があることが多いです。

多くの場合で、これらの保存療法が効果的で、ほとんどの発育期の腰椎分離症患者はスポーツ現場への復帰ができています。