整形外科でできること

整形外科でできること

我々は腰痛や骨折などの場合には、通常は病院の整形外科で診断をしてもらいます。
整骨院や、針灸院などの手技での治療を選択する事もありますが、手術となると病院でしかできません。

整形外科の手術には、さまざまな種類があります。例えば、

・脊髄・脊椎に対する手術
・腱の手術
・骨の手術(骨接合術など)
・関節の手術(人工関節置換術など)
・神経の手術

等々があります。

手術の難易度も違っていますが、この場合の難易度とは、手術そのものの難易度だけでなく、手術結果に対する判断が、医師サイドと患者サイドの両方から見て良くなっているという結果に対する難易度も含みます。
従って、患者の満足度は、難易度に反比例して低くなる事もあります。

例えば、腰椎すべり症が原因での脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアなど何年も痛みや痺れを我慢し続けた後で、ついに我慢できなくなり手術を行う場合があります。

10年も我慢していたとしたら、何らかの合併症が起きている可能性や、また神経が正常に戻らないほど傷んでいる可能性もあります。
そうなると、手術は成功しても、痛みや痺れは取れないという可能性が高くなってしまうのです。
しかし、患者は、手術をすれば苦しみから解放されると期待をするので、手術後も痛みが取れないと、結果に大きく失望してしまいます。

このような場合は、手術は100%痛みがとれるところを成功とするならば、成功度は低くなるといわざるを得ません。
患者の期待度と、手術の成功度とのギャップが非常に大きくなってしまいます。

医師によっては、手術前に、丁寧にこのあたりの事情を説明するようですが、患者としては負担のかかる手術であれば、自分はきっと成功例になると思いたくなるのは仕方のない事で、患者側の気持ちの整理のつけ方も、難しいものとなります。

整形外科の治療は、運動機能を元に回復させることを目的としており、不幸にして、痛みが残ったり、運動機能の回復が十分に得られなかったとしても、残った機能を最大限に活用して、元の状態に出来るだけ近い状態に機能回復させることも、整形外科の大きな役割です。

医師は改善を目指してベストを尽くしていますので、結果に対して、患者が満足する、しないは医師との信頼関係がどれほど築けているかに依存することになります。