腰椎分離すべり症、自分でできる治療

腰椎分離すべり症、自分でできる治療

腰椎分離症は,育ち盛りの小学生や中学生の子供たちに集中して起こる病気で、脊椎の椎弓の一部が分離している状態をいいます。

おもな発症の原因は,繰り返してかかる負担によって、脆弱な椎弓の関節突起間部に亀裂が生じる疲労骨折です。

分離症があると不安定になり、重さが加わると椎体が前方に滑っていきます。これを腰椎すべり症といいます.

腰椎すべり症は背中を反らしたときに鈍痛が起こる程度で、坐骨神経痛が起こるまでは、ほとんど症状が無いのが特徴です。

レントゲンを撮ってみるとはっきりわかるのですが、普通の筋肉疲労による腰痛だと思い放置しておくことが多く、状況が次第に悪くなってしまいます。

重篤な状態にならないうちに腰椎分離すべり症であることがわかれば、手術の必要もなく保存療法で治療が行えます。

重要なことは、たかが腰痛とあなどらず、早めに専門医の診察を受けること、「早期発見、早期治療」です。

腰椎分離すべり症の痛みは、自宅でできるアイシング(冷却療法)によって軽減することができます。
勿論、医師の診断を受けて医師の指導の下で行う必要があります。

アイシング(冷却療法)をすると炎症が抑えられて、痛みを和らげることができると同時に、治癒を早めることができます。

また、自分で意識してできる痛み軽減の方法として、腰にかかる負担をなるべく減らすように努力をすることです。

椅子に座っている時は、立っている状態の時よりも、腰椎の椎間関節や椎間板にかかる負荷は約2倍になります。

また、首を10度下に傾けるとさらに2倍の負荷が腰にかかるといわれ、デスクワークや車の運転などで長時間座っている人は、腰にものすごい負荷がかかっていることになります。

この負荷をできるだけ減らす努力が必要となります。
座りっぱなしの状態を解くために、休息時間には、立ち上がって歩きましょう。
簡単なストレッチができればいいですね。それだけでも効果は十分にあります。

入浴もケアとしてはとても効果的です。
42度以上の熱いお風呂への入浴は交感神経を刺激し、血行不良の原因となり、症状を悪化させることもあります。また、血圧の高い方などには危険なこともあり、控えなければなりません。

お風呂の温度は 38度~40度程度のぬるめのお湯に、時間をかけてゆっくりと入り、身体を充分に温めるようにしましょう。
ぬるめのお風呂は副交感神経を刺激し、血行が良くなるので腰痛などの痛みの軽減には効果的なのです。

カイロプラクティックや整体に通って治療を受ける方がいらっしゃると思いますが、それらの治療法の代名詞のような「ボキボキ治療」は禁物です。

筋肉を健康にすることがケアの基本です。
日頃からストレッチや筋トレなどで筋肉を鍛えておくことが重要です。

勿論、痛みがある時は激しいスポーツは中止して安静を心がけなければなりません。