腰椎分離症・すべり症の真の原因

腰椎分離症・すべり症の真の原因

「腰椎すべり症」は中高年に多い疾患だと云われています。
一方、「腰椎分離症」は、骨がまだ成長段階にある、運動量の激しい小中高生に多いと云われています。

しかし「腰椎分離症」も「加齢」による筋肉・靭帯・椎間板等の組織の衰弱・機能減衰が原因であろうといわれています。

確かに「腰椎分離症・すべり症」は加齢に伴う筋肉・靭帯・椎間板等の組織の衰弱・機能減衰が原因であろうという点については否定するものではありません。

しかし、それは実際に「老化」が主原因なのでしょうか。
高齢者すべてに症状が出るわけでもなく、個人差の大きい疾患であり、「老化というより、老化を招く生活習慣こそ主要原因」と考える方が妥当なのではないでしょうか。

腰椎すべり症・腰椎分離症は確かに組織の老化・機能減衰が原因となるのは間違いありません。
しかし、その組織の老化・機能減衰が年を経る事によって進むというより、「身体をしっかり運動させない」事から誘発されていると考えられます。

車の普及で歩く機会が少なくなっています。
子供たちも外で遊ぶことがなくなり、家の中でのゲーム等が遊びとなり、身体を動かす機会を失っています。
これでは、筋肉は発達する前に衰えてしまいます。

現代のような生活様式・生活習慣の中では、腰痛・肩こりが既に現代病となった今、腰椎すべり症・腰椎分離症は中高年だけの疾患ではなくなると予想されるのです。

腰痛や肩こりはいったん発症すると慢性化することが多く厄介な疾患となります。
腰椎すべり症・腰椎分離症についても、自分自身に症状が「出る・出ない」にかかわらず、原因やメカニズムについてを知っておくべきだと思います。
そうすれば、生活習慣で改善すべきことなどを意識するようになるからです。

また、腰椎すべり症・腰椎分離症に近い、そうと思われるような症状に遭遇した時に、先に身につけておいた知識によって、適切に対処できるはずです。