背骨を支える筋肉群を鍛えて、腰椎分離すべり症を予防

背骨を支える筋肉群を鍛えて、腰椎分離すべり症を予防

激しい痛みを伴わない為に医者の診断は受けないで放置されることが多いのが、腰椎分離症です。

成長期の子供が激しいスポーツを繰り返し行った場合に起こる、疲労骨折と考えられています。

放置したまま大人になって痛みが生じる場合があります。
その場合の対処法は、やはり痛みが緩和されるまで安静にしておくことです。
痛みがおさまってきたら、医師の診断を仰ぎ適切な処置をしてもらいましょう。

保存療法で治療は勧められますが、やはり重要なことは筋力強化です。
まず 腰に負担のかかる日常生活動作を避け、背骨を支える筋肉群の強化運動をすることになります。

しかし、動的なダイナミックともいえるような筋強化運動を行なうと、逆効果となり悪化することになります。
例えば「腰痛体操」のような静的な運動を正しく指導してもらい、継続して行う事が重要です。

又、クランチも少しずつ加えていくと良いでしょう。
仰向けになり、上体を起こすのではなく肩甲骨が地面から離れるくらいまで、おへそを覗き込むような感じで体を丸めます。

脚をいすの上などにあげないで、床に置く場合には膝に負担がかからないように、膝は曲げて行うようにして下さい。

うまくできなければ、頭にある手を胸の前やお腹の上に置いてみると少し楽になります。
それでも難しい場合は、手をお尻の横に持ってきて、最初は太腿の辺りのズボンをつかんで少しだけ引っ張ってみるとやりやすくなります。

上体を起こすときに息を吐き、戻す時に吸い込みます。
呼吸は止めないようにして、腹筋を意識しながらゆっくり動かすことがポイントです。
なかなか上がらないからといって勢いをつけたり、反動をつけるようなやり方は禁物です。

腰の骨はお腹の圧力(腹圧)で安定を保っていて、腹圧は腹筋(腹直筋・左右の側腹筋)・背筋群の筋力によって一定に保たれています。
腹筋や背筋群の筋力低下が腹圧の低下を招き、腰の骨を支えきれなくなってしまいます。
腰椎分離が起こっていると、腰椎すべり症に発展し、高齢になって脊柱管狭窄症を発症する事態になりかねません。

腹筋・背筋を鍛えることで、それらの危険性はかなり低下します。
ぜひ、簡単な運動から継続して行っていって下さい。

また、立ち姿勢や車の運転・デスクワークのような座り姿勢を、長時間にわたって強いられる場合には、必ず休息をとってラジオ体操のような簡単な運動をして下さい。