大人のアスリートにも起こる「腰椎分離症」

大人のアスリートにも起こる「腰椎分離症」

脊椎は24個の椎骨からなり、下位5個を腰椎といいます。
腰椎の椎間板のついている前方部分は椎体、後方の椎間関節のついている部分は椎弓と呼ばれ、椎体と椎弓の間には椎弓根があります。

椎弓の部分で骨の連続性が断たれてしまい、椎体と椎弓が離れてしまった状態を「腰椎分離症」といいます。

腰椎分離症は、骨が発達段階にある中学生以下のスポーツ少年や、骨粗しょう症などの老化現象で骨がもろくなった場合に起きることが多いといわれています。

患者数で見れば、上記の場合に比べると少ないのですが、良く鍛えられたアスリートでも、腰椎分離症をおこすことはあります。

原因の一つには、先天的なものや体質があります。
体質的に骨が弱いと、激しいスポーツによって分離が起こる事が多く、過激な運動が骨に悪影響を与えます。

アスリートは日ごろ鍛えているから大丈夫という過信は禁物です。
いくら鍛えているとはいっても、人の身体には脆弱な部位は必ずあり、そこに先天的な悪い要素や激しい負荷が加わると、障害を受けてしまう危険性は充分に考えられます。

アスリートは、体の鍛え方などは十分理解していると考えられますが、やはり常に初心に立ち返り基本に忠実な鍛え方をすることが重要だと云えます。

分離症を予防する為に腰回りの筋肉を鍛えることは重要ですが、やはりトレーナーなどの指導に従い、正しい鍛え方を充分に習得しておく必要があります。