腰椎分離症の場合の処置

腰椎分離症の場合の処置

腰椎分離症は、腰痛などの症状が出る場合もありますが、そうであっても激痛を伴う事が無いので放置されることが多い疾患です。

何らかの理由で腰部のレントゲン写真を撮ってみてたまたま発見されるというケースも稀ではありません。

腰痛の原因が椎骨の分離であるという診断が出た場合には、腰への負担がかからないように安静にしておくようにという指示があるでしょう。

患者さんの状態や状況によって治療法はまちまちですが子供の分離症の場合には、安静にしたうえでコルセットをすることで分離した部分が癒合する事が殆どです。

これが、高校生以上になると癒合の可能性が徐々に低くなってしまいますので、分離症は
早期に発見し、対処することが理想といえます。

治療は殆どの場合、保存治療で進められます。
コルセットの装着によって、安静と動作の制限をすることがあります。

痛みがある場合には、消炎鎮痛薬や筋弛緩薬などが投与され、神経の修復を助けることを目的として神経賦活薬や末梢循環改善薬なども用いられることがあります。

その他、末梢部分の血液循環をよくして疼痛を改善する目的で温熱療法も用いられます。

痛みが酷くてなかなか良くならない場合には、神経に局所麻酔薬を注射する神経ブロックを試みます。
神経ブロックは治療の目的で使われる以外に、痛みの原因が腰部神経の圧迫が原因だという診断を決定づける意味でも用いられます。

つまり、神経ブロックによって腰痛が改善されるのであれば、神経由来の腰痛であり、他の腰痛を来す内臓疾患などが原因ではないという事が判るからです。

一般に腰痛は多くの場合で徐々に回復していきますが、成人の場合には分離以外の問題でも腰痛は起こる可能性たかくなります。
そのような場合では、分離が原因の場合とは違った痛みや症状を呈することが多く、注視する必要があります。