腰椎すべり症の重症化

腰椎すべり症の重症化

腰椎すべり症の症状には、さまざまな程度があります。
レントゲンを撮ってみたら椎骨が前方に辷っていることが確認できるのですが、患者本人は、軽い腰痛程度で殆ど痛みを感じない事もあります。

しかし、下肢に知覚障害、運動障害、間欠跛行などの症状が出てくると重症で、これらの症状は危険信号です。

すべり症の場合の知覚障害は、足の感覚がなくなり、何かが足に触れても、手で触れられても、怪我をしても感覚が無くわからないという状態です。

運動障害とは、自分の意志で行う動作(随意運動)が障害され、日常生活を送るのに様々な支障が出てくる障害で、すべり症の場合は、思うように足が動かなくなり、階段を上がろうとしても足が上がらない、お風呂に入ろうとしても、やはり足がいうことをきかない、など、下肢に現れてきます。

間欠跛行とは、歩行中に激しい痛みに襲われて歩行困難になり、しばらくしゃがんで休むとまた普通に歩くことができ、またしばらくすると、歩行困難になる・・・といった事を繰り返します。

以上のような症状が出てきたら、腰椎すべり症はかなり重症化していると考えた方がいいでしょう。

また、腰に関係なさそうな症状ですが、腰椎すべり症が重症化すると頻尿や尿漏れを起こすようになります。
これは、椎骨が辷ったことで馬尾神経が障害を受けたために発症するものです。

このような危険信号が出ると、手術が検討される場合があります。
腰椎すべり症が軽微なうちに、筋力トレーニングやストレッチ運動などで筋肉や靭帯を強固なものにして、重症化することを未然に防がなければなりません。