腰椎すべり症と階段変形

腰椎すべり症と階段変形

腰痛には腰を後ろにそらせると痛みがきつくなるタイプの腰痛があります。

腰を不用意に反らしてしまったり、ゴルフやテニス、野球のバッティングなどのスポーツで腰をひねってしまう事などがきっかけで腰痛を引き起こしてしまうことも沢山あります。

高齢者に多い変形性腰椎症や、成長期に激しいスポーツをしていた方に多い腰椎分離症・すべり症などが腰を後ろにそらせることが禁忌となる症例になります。

腰椎分離症とは、小・中学生~高校生の成長期の時期に激しいスポーツを常時している方、またしていた方、スポーツ選手に多く、日々の疲労の積み重ねで腰椎骨の一部にヒビが入る(疲労骨折)疾患です。

分離した時の症状は軽い腰痛程度で、気が付かない事が多く放置されやすい疾患です。
分離したまま時間が経ってしまうと、腰椎骨が前後に分かれ脊椎が不安定になってしまい痛みが出てきます。

脊椎とは、24個の椎骨が椎間板を挟んで緩やかなS字カーブを描いていて、分離が起こるとそのS字が前後にずれてしまい、自然なS字カーブが失われると、腰痛などの症状が出てくるようになるのです。

腰は正常な状態でも前側にカーブしているのですが、腰椎すべり症ではこのカーブがきつくなり腰が反り返った感じになります。

多くの場合腰椎すべり症においては第5腰椎がすべっており、触ると一部だけがへこんだ感じがあります。

腰椎下部で階段状に凹凸しているものを階段変形という事があり、脊椎すべり症の場合に椎骨が前後にずれて階段状になることからこのようにいわれています。

自覚症状は腰がなんとなく動きにくい、腰に不安定感を感じる、腰が疲れる、鈍い痛みがあるなどです。