腰椎分離症への対処方法

腰椎分離症への対処方法

腰椎分離症が激しいスポーツなどによって起こる疲労骨折だと考えられるようになるまでは、腰椎に分離が見つかると一般的な対処治療として、例外なく3ヵ月間、コルセットを着用して運動を禁止する事でした。

しかし、現在は患者の年齢やレントゲンの結果等を考え、骨癒合が期待できる状態の場合のみ、コルセットを着用して運動禁止とするようになっています。

ただ、腰椎分離症の疑いがあって病院へ行く方は、殆どの場合で骨癒合が期待できない状態といえます。

これは、腰椎に分離が起きても、我慢できない激痛があるといったはっきりとした症状がなく、あったとしても軽度の腰痛程度であることから、放置されやすいためです。

一方で、賛否両論があるのですが、腰椎分離症の神経症状がなく、腰痛が少しあっても全力で走ったり跳んだりできれば運動を許可する医師もいます。

興味深いのは、スポーツに関して腰椎分離症と腰椎分離症でない患者のデータを比較するとほとんど差がなく、逆に腰椎分離症の患者のほうが成績がよかったという例もあるという事です。
このような結果をみると、腰椎分離症と運動はあまり関係がないという事もできます。

成長期にある若者が腰椎分離症になった場合には当然骨癒合を目指すべきですが、骨癒合が期待できない年齢では、コルセットをつけて運動しないというのは、かえって筋肉の弱体化を招き悪化することも考えられます。

医師とも相談して、腰椎の分離と上手く付き合いながら、腰部周辺の筋肉を鍛え、分離があってもそれを支えられるだけの力が筋肉についてくるようにすることが大切といえます。

運動をやめてしまうのではなく、ストレッチなどの運動によって腰椎分離を上手くカバーできるようになることが、骨癒合が期待できないスポーツマンなどには必要なことだと云えます。