早期発見・早期治療が重要な腰椎分離症

早期発見・早期治療が重要な腰椎分離症

腰椎は、背骨を構成している椎骨の腰の部分で、5個の椎骨からなっています。
腰椎骨を構成する部位で背中側の「椎弓」呼ばれる部位が、運動などによってストレスが蓄積され、少しずつひび割れていき最後には、疲労骨折をおこし分離するというのが腰椎分離症です。

この疲労骨折は、骨がまだ発達段階である少年期のスポーツ選手に多くみられます。
そのため、治療が早ければ早いほど骨の癒合が可能となり、数カ月のスポーツ中断やコルセットの装着などで元の状態に戻ります。
治療が遅れた場合や、高校生以上になると骨の癒合は期待できない事が殆どです。

特に発育期の若い10代前半のスポーツを行っている選手が腰痛やお尻、大腿部の痛みを訴えたら分離症の可能性があります。

腰痛、臀部や大腿部の痛みは個人差があり、運動中には痛みがあるが普段はそれほどでもない、また、運動時にはそれほど痛みは感じないが、背中を反らすと痛みが増すといった状態で痛みが発生します。

スポーツ選手の腰椎分離症は30%から40%の割合で起こるという報告があり、どんな場合であれ、スポーツ選手は特に、腰に違和感があれば一度、診察を受けるほうが良いでしょう。

野球、テニス、ゴルフ、バレーボール、サッカーなどといった、身体を反らせたり腰に捻りを加えるようなスポーツにおいては、体幹と呼ばれる主に腹筋・背筋周辺部分を前後に曲げたり、回転させたりすることが激しく、このようなスポーツを行っている男性に多く腰椎分離症が発生しています。

日常的にスポーツを行なっている子供が腰痛を訴えた場合には、早期に整形外科を受診し、分離の有無を確かめる必要があります。
レントゲン検査で簡単にわかります。