充分な準備運動の必要性

充分な準備運動の必要性

一昔前までは腰椎分離症は、先天的に骨が弱い事が原因で亀裂が生じると考えられていました。
しかし、近年ではスポーツ医学の進歩に伴い、腰椎分離症の原因は主に、激しいスポーツなどで加わる負荷の蓄積による疲労骨折と考えられています。
いわばスポーツ障害という事になります。

特に、腰部に「捻る」「反る」の力が加わった時に負担は大きくなります。
小学低学年から中学時代前半頃に発症する事が多いのですが、その年代は骨が未だ成長段階にあり成熟していないことから、強く度重なる負荷に弱いのです。

疲労骨折が起きた時点では、さほどの痛みを感じない事から骨折は発見できず、中学、高校時代になり腰痛として症状が現れるようになり、病院へ行くと腰椎分離症だったということが殆どです。

このようなスポーツ障害を未然に防ぐには、準備体操、整理体操をしっかりと、きっちりと行う事が重要です。

準備体操を行うことは、スポーツ全般において必要不可欠な事前準備の一つです。
準備体操には関節の動きを滑らかにし、筋肉をほぐし、身体を運動に適した状態にする効果があります。

つまり準備体操をすることで運動による怪我やスポーツ障害を引き起こしにくくなる、といった効果があるのです。
準備体操を怠ると、特にアキレス腱断裂や肉離れなどの、腱や筋肉のスポーツ障害を起こしやすくなります

しかし、準備体操の為のたとえ軽い運動でも、それを始める前の身体は、運動に適した充分な状態ではありませんので、あまり力を入れすぎると、逆に身体を痛めてしまう恐れがあります。
ウオーミングアップという言葉のように、身体を少し動かして温めるという程度にしましょう。

ラジオ体操は、日本独自の体操として作られたものですが、準備運動として多くの場合で取り入れられています。
念入りに準備体操を行うためには、ラジオ体操第一だけではなくラジオ体操第二やストレッチ運動を加えると良いでしょう。

ストレッチは関節を柔らかくし筋肉をほぐすことを目的としており、スポーツの基礎訓練としても活用されています。

準備体操を行う際には、丁寧に行い、力を入れすぎないことが重要です。

また、準備体操と同様に大切な事は、運動後の整理体操です。
疲れや痛みが翌日以降に残ってしまわないようにきっちりと行うようにしましょう。

主に、ストレッチングが中心となりますが、運動後の疲労を早く解消する効果もあり、スポーツ障害のリスクは低くなりますので、とても重要なことです。