腰椎分離症・すべり症について

腰椎分離症・すべり症について

腰椎分離症や分離すべり症、又は分離が無い状態で椎体が辷る変性すべり症などの症状で最も多いのが腰痛ですが、これらの疾患で起こる腰痛は、他の疾患で起こるものとは変わりがなく「この痛みだったらすべり症・分離症です」と言い切れるほどの特徴的な症状はありません。

体を反らせると痛みが強くなるという特徴がありますが、これも一般的な腰痛の症状とも重なります。また、症状が全くない事もあります。
つまり、整形外科でレントゲンやMRIなどを撮ってみて初めて原因疾患が特定できることになります。

テニスやサッカー、野球など腰を反らすことが多いスポーツをしている若い人によく見られます。

ランナーの場合でも、黒人選手の走り方を見ていると、腰を反らし気味で走っていますが、そうすることで速く走りやすくなるようで、選手は腰を反らし気味の姿勢で走るため、腰椎に大きな負担がかかるようになります。

またスポーツをしない人でも普段の日常生活で過度に腰を反らす生活をしている場合もこの症状が起こる可能性が高くなります。

腰椎分離症に関しては、分離後すぐにスポーツを中止して安静を保ち、コルセットや腰椎バンドなどで固めるなどしていれば、高校生以下の場合には骨癒合できることが殆どです。
高校生以上になると、骨癒合が困難になります。

腰を反らした姿勢を矯正し、筋力の強化を根気よく続けていけば症状は軽減します。
腰を反らしすぎない姿勢といえども猫背を推奨しているわけではなく、背筋を伸ばしておくことが重要になります。

腰椎分離症の患者さんの場合、体の重心が後ろ寄りになっていて、かかとに荷重がかかっていることが多く、この姿勢だと上半身の体重が腰椎を前にすべらせる方向にかかりやすくなり、結果として腰椎に大きな負担がかかります。

つまり、ポイントは

1.あまり腰を反らしすぎないようにする
2.足にかかる荷重のバランスを意識する(かかとなどの一点に集中することを防ぎ、くるぶし部分に重心位置をもってくるようにする)

などで、整形外科の医師や、理学療法士、また民間療法の施術師などに、姿勢を一度しっかりとチェックしてもらい、改善点を見つけることをお勧めします。