車の運転と腰椎分離症

車の運転と腰椎分離症

座っている時は、立っている時と比べて40%も大きい負担が、腰や背中にかかります。

立っているより座っている方が楽だと感じるのは脚だけで、立ったときに椎間板にかかる圧力を100とした場合、「座って前傾」の姿勢では 185と、一番負担が大きくなっています。

これは、座った姿勢のときは、立っているときより体の重心線が椎間板の近くを通ることになり、 腰の筋肉などがより強くはたらいて腰椎への圧力を増すためだと考えられるのです。

そのため、車の運転をよくするという方は、腰椎分離症などの発症率は高くなります。
車の運転をする場合、車の前後の動き、左右の動きにかかる重力が発生し、この重力により、知らず知らずに腰椎への負担が蓄積してしまうのです。

レーシングドライバーなどの方などは腰椎分離症の患者さんが多いそうで、一般の方でもシートが自分に合っていない場合など、発症率が高い傾向にあります。

しかし、ちょっとした配慮で、腰椎分離症の発症率を下げることができます。
車に乗り込む時、下りる時も、腰をひねらないように、ゆっくりと落ち着いて運転席に着くようにしてみて下さい。
体を動かしたいときは両手をシートに突いて腰を少し浮かせて動くようにして下さい。

背もたれは大きく反らせると身体を預けられるので楽なように思えますが、そのような姿勢は返って腰椎に負担を与えてしまいます。

角度は90度がベストです。
しっくりこないときにはクッションなどを腰と背もたれの間に挟んで調整するようにするといいでしょう。

ハンドルの位置やアクセルやブレーキの位置等も自分にしっくりくるように調整する必要があります。

また、長時間の運転は、座ったままで同じ姿勢を続けるということで、腰椎に大きな負担をかけ続けることになります。

こまめに休憩を挟み、車から降りてラジオ体操やストレッチなどをして筋肉をほぐすようにして下さい。

ちょっとした配慮で腰椎分離症の発症を抑えることに繋がります。
車をよく運転されるという方は、なるべく腰椎に負担のかからないように意識してみて下さい。