腰椎すべり症の治療

腰椎すべり症の治療

腰椎すべり症の急性期は激し痛みを伴い、症状はまさにぎっくり腰の症状を呈します。
この時医師の診断を受けると、「ぎっくり腰」「急性腰椎症」「椎間捻挫」といった診断名がくだされ、「腰椎すべり症」にはならないのです。

「慢性痛」に悩まされている中高年の患者さんが医師の診断を受けると、「腰椎すべり症」という診断名がつく事が多いのです。

いざ、すべり症と診断されたら、正しい治療を行わないとずっと痛みと付き合っていかないといけなくなります。

まず、激しい痛みやしびれを感じたら「安静」にしておくことが一番です。
慢性痛の場合が多いので、患部は冷やすよりも温めるほうが効果的です。
痛みが少し緩和されてきたら、すべってしまった骨格を整える治療を行います。

すべりが起こっている椎骨周辺では血流が悪くなっており、筋肉が凝り固まってしまった状態になっています。
そこで、血流を改善し十分な量の血液を筋肉に送り込むようにしなければなりません。

筋肉を安静にする事で負荷も緊張も軽減されると、筋機能はある程度回復しています。
緊張の弛んだ筋肉は血管を圧迫から解放し、血流は良くなり心臓から送られてくる血液を受け止められる状態になっています。

栄養や酸素を多く含んだ新鮮な血液を筋肉へと送り込む事で、筋肉の「疲労回復」「新陳代謝」が促進し、全く健康な筋肉へと変わっていきます。

勿論、病院での治療は欠かせませんが、入浴をして温めながら筋肉をマッサージしたり、濡れタオル(レンジで温める)などで筋肉を揉みほぐしたりすることなどは自宅でもできます。
身近なものを使って色々工夫をしながら筋肉のケアをしましょう。

この頃になると痛みは和らいできますので、医師に今のすべり症の状態を正しく診断してもらいます。
すべり症は日頃からの腰への負担の積み重ねですから、すぐ治るという事はありません。原因をはっきりとさせたうえで適切な処置を取らないと、症状の悪化をまねきます。

治療する場所は、整形外科をはじめ、鍼灸、整骨、カイロプラクティック、整体などいくつかあります。
どこで治療をするかは患者の意志によりますが、いずれの治療法にもそれぞれ特色があります。

治療家によって異なる治療理念を持っていますので、医師・治療家を問わず、患者自身が安心して身体を任せることができる人物を見つけ出す事が大切です。

注意しなければならないのが、「カイロプラクティック」「整体」などは日本ではまだ「医療行為」として認められていない「民間療法」です。
従って健康保険は適用されず、全額自費出費となってしまいます。

治療は一度で終わるものではありませんので、合計すると決して安価といえる金額ではありません。

もしも、民間療法での治療を希望するならば、ある程度の費用の概算をしておいた方が良いでしょう。